Profile
2007年10月、大学在学中に自ら申し出て前倒し入社する。株式会社ネットマーケティング(現All Ads)初の新卒入社組。北海道で海産物のECを手掛ける父親の影響で、小学校の頃からパソコンに慣れ親しむ。やがて、インターネット関連企業に就職先を絞ったのも自然な流れであった。入社後はアフィリエイト広告事業部(当時)に配属され、コンサルタントとしてのキャリアをスタート。2013年にシニアマネージャー、2019年に部長、2023年に執行役員に就任する。一貫して同社のLTVマーケティング事業の発展を支える。男女2児の母。趣味は家族旅行で、2023年、“一家4人で巡る47都道府県の旅”を完遂する。

北海道・積丹半島から港区南青山へ。
地縁も知識も何もない、私の社会人第一歩。
その場所は、その仕事は、自分の市場価値を高められるか?これが私の働くコアであり、入社以来、今も変わらず持ち続けているものです。自立心も昔から旺盛でした。早く、積丹半島の東端にある古平町の実家を離れたいと思っていて、片道1時間半をかけて小樽の高校に通い、札幌の大学で念願の一人暮らしを果たしました。となると、次に考えるのは東京進出で、就職はそのベストイベント、ベストタイミングなわけです。東京本社で、出来たてのインターネット広告ベンチャーだった当社は、まさにうってつけでした。こうして私の東京での社会人生活はスタートしました。
その当時は、新人とは言っても、大手のように手取り足取りは教えてはくれません。先輩社員は皆さん、個人事業主のようなスタンスで働いていらっしゃって、チームで協働するって何?みたいな雰囲気でした。マニュアルの類は何一つありませんし、「教えてもらっていないので、わかりません」なんて言うと普通に怒られる(笑)。これは想定以上に大変だ、食らいついて自分で覚えていくしかない、と覚悟を決めました。
大手広告代理店との協業をきっかけに、
ゼロからマーケティング市場を創造する。
この仕事で私、やっていけそうだ。そんな手応えを感じたのは、入社3年目、2010年の頃だったと思います。当時、私たちが運用していた案件予算は、ほとんどが今に比べてずっと小さいものでした。何とかグロスを上げようと躍起になっていたある日、大手広告代理店A社とのアライアンス提案の機会が訪れます。クライアントは全国でエステティックサロンを運営する大手企業。マス広告やリスティング広告はA社が仕切り、成果報酬型広告の部分を私たちが企画・運用するという座組みでした。この協業をきっかけに、同業他社からの引き合いがどっと増え、売上自体も急激に大きくなっていきました。私自身、この案件を通じてさまざまな気づき−例えば、A社のクライアントとの向き合い方やクオリティに関するこだわりなど、を得ることができましたし、エステ業界における成果報酬型マーケティング市場をゼロからつくることに関われた経験は、大きな自信につながりました。
その後はクライアントとの直取引がメインとなり、私たちの提案の幅も深さも広がっていきます。同時に、クレジットカード業界を始めとする他の領域へとお取引の幅も広がっていきました。

何がしたい、ではなく、どうなりたいか。
自分のありたい姿を、自分で描ける場所。
現在は執行役員ということで、組織運営や経営にも携わらせていただいていますが、プレーヤーとしてもまだまだ最前線で頑張っています。ビッグクライアントであるB社の提案には、今なおメンバーと共にどっぷりと(笑)。コンサルスタッフだけではなく、クリエイティブやシステム、法務など全社のリソースをお借りしながら、通常の運用の枠を飛び越えたさまざまな提案を積極的に行っています。サービス内容や料金体系の改善ほか、お客様の事業成功というゴールを目指して伴走中です。
私自身、「何をしたい」はあまり考えていなくて、冒頭にも言った通り「自分の市場価値をどう上げていくのか」を突き詰めたいと思っています。抽象的ですが、私にマーケティング課題の相談をしてくれれば絶対に何とかしてくれる、そんな立ち位置のプロフェッショナルになりたいのです。だから応募を考えている皆さんにも、「何がしたい」よりは「どうなりたいか」を重視してみてほしいと思っています。自分の力でどんどん成長していける場に身を置きたい方であれば、きっと最適な環境ですよ。